『お母さんの手』
「よもぎの森」よもぎの森さんの短編。
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こういうの、現代ファンタジーっていうんでしょうか。でも現実にありそうな良いお話だったので、カテゴリ的には現代としておきたいと思います。
泣くから。
いや、もうホント。「うるうる~」というか「しみしみ~」というか、そういう静かな涙で、「ダスヴィダーニャ」さんの『グリゼルディス』とは違った種類になりますね。あちらに氷雨のように切ない涙を想うなら、こちらは人肌で暖められた涙のような感じです。
(なんか自分、小説に書くより綺麗な修辞術を使ってる気がするぞ)
驚きを求めるストーリーではありません。
文章の端麗さを味わうという物語でもありません。
叩きつけるような激しい心理描写も存在していません。
ただ、ゆっくりと、しっとりと味わって、感じたものを大切に胸にしまっておきたくなるのです。
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