歴史

2005.09.28

あしずきちゅうぼくしゅっせいはなむけ

『足好忠僕出征餞』と書いてありました。
 盲管銃創の創作小説サイト・筆一本勝負……がサイト名なんですよね?(笑)
 タイトルそのまんまの物語でした(笑)。
 でも読んでみないと意味に気付かなかった私は間抜け?

 第二次世界大戦、出兵を命じられた下男が最後に所望したかったのは、お嬢様の靴下でした。なんて、ちょっと奇天烈な切り口から、物語は進みます。
 彼の不可思議な性癖も、神がかってるほど眩しいお嬢様のご様子も、まるで日常の一コマみたいに文中に収まっていて、そして納得させられる。点在するウンチクも無理なくさらっと使われていて、知識が得られて二度美味しい♪

 クライマックスとラストはある意味、神々しいと思えました。
 いい読後感を頂きました。

2005.08.04

『戦塵』

 風の軌跡というサイトさんに伺いました。
 管理人の風花さんが、歴史ものを書いてらっしゃいました。3本あったのですが、一番好みだったのは『戦塵』かな、と思いました。

 歴史ものって少ない気がします。
 その中で自分の好みにあうものは、さらに少ない。気がします。
 ファンタジー好きが辿る末路として、こんな私も歴史好き。うまく加工してくれてある作品には惚れます。
 歴史ものの何が難しいかって、それをドラマにまで昇華させて読ませるパワーじゃないかな、と思います。それこそ資料として読みたい場合は、歴史の教科書を読むよ(笑)。

 そういう意味でこちらの作品は史実に忠実であろうとしながら、その中に自分の言葉を盛り込めるように苦心してらっしゃるように思え、そこに好感を持ちました。一行目にインパクトがあって惹かれて読みましたのでね、短編でちょうど良かったなぁって思います。
 千姫がいい女でした。大阪の陣は凄かった。